2026年10月1日に開催された「第5回 安全持続性能の会 全国大会」で、「安全持続性能アワード2026」の授賞式が行われました。
プラスホームはこの授賞式で、新築部門の最優秀賞をいただきました。
この賞は、私たちだけでいただけたものではありません。家づくりを任せてくださったT様ご家族、現場を支えてくれた職人さん、そしてスタッフのおかげです。心より御礼申し上げます。

会場には、全国から多くの住まいのつくり手が集まりました。メディアの方も取材に来られていて、この取り組みへの関心の高さを感じました。
講演では、「子どもの窓・ベランダからの転落事故」が取り上げられました。今年に入ってからも、マンションの高い階から小さな子どもが転落して亡くなる事故が続いています。中には、高さ約120cmの手すりを乗り越えたとみられるケースもありました。
「手すりがあるから大丈夫」とは言い切れない。家の「つくり」で防げる事故は、まだまだあるのだと、あらためて身が引き締まる思いでした。

授賞式のあとには、受賞作品をふまえたパネルディスカッションがありました。スクリーンに映し出された問いは、次のとおりです。
「会場の住宅づくりに携わる皆さんに『明日から一つ変えてほしいこと』を挙げるなら、何でしょうか?」
どの会社も、「家の中の事故をどうすれば減らせるか」「年をとっても住み続けられる家とは何か」を本気で考えています。受賞した立場ではありますが、気づかされることばかりの一日でした。

先日のブログでも、安全持続性能について詳しくご紹介しました。
▶ 家の中こそ要注意!家族がずっと安心して暮らせる「安全持続性能」という考え方
あらためて、かんたんにおさらいします。
家の中の事故で亡くなる人は、交通事故で亡くなる人の約4.9倍です(厚生労働省・2024年)。「家の中は安全」というのは、じつは思い込みかもしれません。
安全持続性能の会は、この「家庭内事故死」を防ぐための独自の住宅指標を提唱しています。医療と建築の視点を掛け合わせた指標です。
指標は、次の2つの視点からなる計13項目です。
この13項目について、家の「つくり」がどこまで適合しているかを厳しく査定します。
省エネや耐震と同じように、家を設計する段階で当たり前に考えるべき「3つ目の性能」です。
今回評価していただいたのは、岐阜県羽島郡笠松町のT様邸です。
車椅子で暮らすお母様が、家族と一緒に笑顔で過ごせるように。ご家族の想いをかたちにするため、作業療法士の方と一緒に計画を進めた住まいです。
工夫したのは、主に次の点です。
段差をなくすことも、広さを確保することも、ひとつひとつは小さな工夫です。でもその積み重ねで、「この家なら、ずっと家族一緒に暮らせる」という安心が生まれます。
▶ 施工事例「作業療法士と一緒に作ったバリアフリーの家」を見る
この住まいの様子は、動画でもご紹介しています。ご家族の表情も含めて、ぜひご覧ください。

正直に申し上げると、賞をとることを目標に家をつくってきたわけではありません。
家は、建てて終わりではなく、何十年も住み続ける場所です。
子どもが生まれる、親と同居する、自分たちが年をとる。暮らしは必ず変わります。そのたびに「この家で暮らし続けるのは難しい」となってしまっては、大好きな家がつらい場所になってしまいます。
今の暮らしやすさだけでなく、10年後、30年後も安心して住める家をつくる。
羽島で50年以上家づくりを続けてきた私たちが、ずっと大切にしてきたことです。今回の受賞は、その考え方が間違っていなかったと背中を押してもらえたように感じています。
この賞に恥じないよう、これからも一棟一棟、ご家族の「これから」まで考えた住まいづくりに取り組んでまいります。
「親との同居を考えている」
「将来、車椅子になっても暮らせる家にしたい」
「今の家の段差や寒さが気になる」
そんなお悩みがあれば、新築でもリフォームでも、まだ何も決まっていない段階でも大丈夫です。どうぞお気軽にご相談ください。
