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  3. 住まいづくりのしあわせメソッド【その1】

謹賀新年!

今年もよろしくお願いいたします。

※新年を迎え人生初のマイホームづくりを
考え始めるみなさんに向けて、
「家づくり迷子」にならないように、
脇道にそれて遠回りしないように、
私が考える正しい住まいづくりの進め方を
「住まいづくりのしあわせメソッド」として
3回にわたって掲載します。

これは同様の趣旨で弊社地元の
フリーペーパーの令和7年1月号から
3月号に掲載する記事を
より多くの方に読んでいただきたいと思い
ここにアップいたします!

 

今年こそ「理想の家」を手に入れたい!

まず最初に、一番に考えるべき住まいの注意点、
それは… 大地震への備えです!

地震の被害を減らす住まいづくり

去年の能登半島地震からすでに1年が経ちました。

復旧作業や被害の調査は、
現在も続いています。

地震対策は日本に住む私たちにとって、
避けられない大きな課題ですよね。

住まいづくりを始めると要望はたくさん出てきますね。
例えば…

  • 冬は暖かく、夏は涼しい家
  • 家事がしやすい家
  • 疲れを癒せる家
  • 家族や友達と楽しく過ごせる家
  • 怪我をしにくい家

などと要望は様々です。

でも、どんなに素敵な家でも、
大地震で壊れてしまったら、
すべてを失ってしまいます。

家を守るために必要な「耐震性能」

1995年の阪神大震災、2011年の東日本大震災、
2016年の熊本地震…、そして昨年の能登半島地震。

ここ数年、震度6、7に達する大きな地震が
何度も起きています。

今の建築基準法では、
「震度6強から7の地震でも倒壊しない」家を
作るのが基本になっています。

この基準は、

“家が壊れずに命を守る”

「命が守られればいいね」とも思えますが、
本当にこれで問題無いでしょうか。

実は、この建築基準法は
「家は倒壊しないけれど住み続けるのは難しい」
という状態を許しています。

つまり、
元の生活に戻ることができないような、
修理不可能な壊れ方をしても良いという法律なのです!

この法律は、命が助かっていても住む家が無い!
という状態を生んでしまうのです。

では、大地震に見舞われても
住み続けられる家を手に入れるには
どうしたらいいのでしょうか?

「耐震等級3」がポイント

答えは…
**「許容応力度計算による耐震等級3」**です!

この言葉はちょっと難しいですが、
簡単に言うと、

震度7の地震に複数回襲われても、
住み続けることができる強さを持った家を建てる方法

ということ。

建築基準法の約2.7倍の耐震性能があり、
大地震が来ても安心して住み続けることができます。

注意すべきポイント

1つだけ注意点があります。

「耐震等級3」には
許容応力度計算以外の耐震等級3
あるという事です。

「耐震等級3」の前後に、
“品確法”“相当”という言葉がついている場合、
それは基準法の2.7倍の強さを持っていません

家を建てる工務店や設計士さんに、
必ずこう伝えてください。

“許容応力度計算による耐震等級3”でお願いします!

もし、「そんな強さは必要ないですよ」と言われたら、
その工務店はやめておきましょう。

家族を守るために

地震で家が倒壊して住めなくなると、
避難所生活を送らなければならなくなったり、
運よく新しい家が建てられたとしても、
以前の住宅ローンが残っていれば
住宅の二重ローンに苦しむことになります。

でも、「耐震等級3」の家なら、
そんな心配を避けることができます。

さらに、地震保険が半額になったり、
税制の優遇を受けられるメリットもあります。

耐震性能の目的は?

「耐震性能」とは、
大地震にも倒壊することなく住み続けられる
家の基準であり、

我々工務店が厳守する基準です!

大切な家族と安心して暮らせる家を
手に入れるために、しっかり地震対策を
考えた住まいづくりを始めましょう!

 

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