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  3. 住まいづくりの順序

借りられる額≠返せる額

住まいづくりを始める時に、まず予算を考えますが、

多くの方は住宅ローンを利用すると思います。

その住宅ローンを利用する時、

借りられる額と返せる額はイコールではないことを必ず念頭におきます。

返せる額をしっかりと把握し、その額を総予算として、

以下の順序で進めると失敗を避けやすくなります。

  1. 工務店の選定
  2. 土地の選定(※土地購入予定の場合)
  3. 間取りの決定
  4. 仕様の決定

なぜ「工務店」が一番なのか?

住まいづくりで最も大切なことは、「どんな家を建てたいか」です。

家族で方針を出し合い、その方針をまとめたうえで

その方針に合った工務店を探し、まず会って話をしてみましょう。

そこでだいたい相性がつかめると思います。

合うと思ったら、その工務店の概算の工事費を聞き、

自分の予算と照らし合わせて実現可能かどうかを検討します。

可能であれば次に進み、厳しい場合は再調整を検討します。

「どんな家」を考える基準

  • 外観の好み
  • 設備の好み
  • 間取りの好み
  • ハウスメーカーのイメージの好み
  • 断熱性能
  • 気密性能
  • 耐震性能
  • 空調計画
  • 換気計画
  • 結露対策
  • 日射コントロール

いくつかの要素を書き出しましたが、

なんか変ですね!?

そうです!建物の性能基準と個人の好みという

別次元の要素が並列になっているからです!!

これらは分けて考えるべきです。

例えば、外観やキッチンなどの好みと、

家族が長年快適に暮らすために必要な「住まいの性能」ですね。

性能と好みのバランス

どんなに外観がかっこ良くても、

どんなにリビングが広くても、

建物の性能が不足していては永く快適に暮らせません。

断熱性能が不足していて光熱費が高くなる、

ヒートショックや熱中症のリスクが高い、

震度7の地震で家が倒壊する、

結露で木材が腐って耐震性能が劣化する、

カビの胞子が家の中を飛び回る、

そんな家の暮らしは、不安が募るばかりです。

幸せな住まいづくりを目指して

家族みんなが幸せに、健康で、笑顔が絶えない

明るい未来を目指すことができる住まいづくりが大切です。

このブログを読まれている方々は、

この意識を持って住まいづくりに取り組んでいる方が

ほとんどだと思いますが、

まだそうでない方も多いのが現実です。

その方々にこの思いが届くことを願っています。

住まいの性能を決める

「どんな家」を検討する際、まず最初に住まいの性能を

どこまで求めるかを検討します。

 

例えば、

  • 耐震等級3
  • 断熱等性能等級6~7
  • C値=0.5以下
  • 全館冷暖房
  • 日射のコントロール

性能が決まったら、好みの外観や間取りを検討し、

性能基準と好みの両方を満足できる工務店を探しましょう。

こうして初めて、工務店選びの方向性が見えてきます。

そして、工務店との接点を持ちます。

 

土地探しを含めた住まいづくりのプロセス

  1. 「どんな家」を考える
  2. 上記の流れを踏まえ工務店の候補を2~3社ピックアップ
  3. 工務店と面談して相性の合う工務店を決める
  4. 大まかな予算感をつかみ、総予算を決定する
  5. 建物の予算と諸経費を除き、総予算に収まる範囲で土地の予算を決める
  6. 土地が見つかれば、工務店と間取りを詰め、再度総予算を確認
  7. 安心して進められることを確認後、土地の契約をする

この順序で進めれば、失敗しない住まいづくりができます。

ぜひ、この進め方を参考にして、

理想の住まいを実現してください。

住まいづくりは幸せづくり。

正しい順序で進めて、家族の未来を明るく笑顔で満たしましょう。

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