住まいづくりを始める時に、まず予算を考えますが、
多くの方は住宅ローンを利用すると思います。
その住宅ローンを利用する時、
借りられる額と返せる額はイコールではないことを必ず念頭におきます。
返せる額をしっかりと把握し、その額を総予算として、
以下の順序で進めると失敗を避けやすくなります。
住まいづくりで最も大切なことは、「どんな家を建てたいか」です。
家族で方針を出し合い、その方針をまとめたうえで
その方針に合った工務店を探し、まず会って話をしてみましょう。
そこでだいたい相性がつかめると思います。
合うと思ったら、その工務店の概算の工事費を聞き、
自分の予算と照らし合わせて実現可能かどうかを検討します。
可能であれば次に進み、厳しい場合は再調整を検討します。
いくつかの要素を書き出しましたが、
なんか変ですね!?
そうです!建物の性能基準と個人の好みという
別次元の要素が並列になっているからです!!
これらは分けて考えるべきです。
例えば、外観やキッチンなどの好みと、
家族が長年快適に暮らすために必要な「住まいの性能」ですね。
どんなに外観がかっこ良くても、
どんなにリビングが広くても、
建物の性能が不足していては永く快適に暮らせません。
断熱性能が不足していて光熱費が高くなる、
ヒートショックや熱中症のリスクが高い、
震度7の地震で家が倒壊する、
結露で木材が腐って耐震性能が劣化する、
カビの胞子が家の中を飛び回る、
そんな家の暮らしは、不安が募るばかりです。
家族みんなが幸せに、健康で、笑顔が絶えない
明るい未来を目指すことができる住まいづくりが大切です。
このブログを読まれている方々は、
この意識を持って住まいづくりに取り組んでいる方が
ほとんどだと思いますが、
まだそうでない方も多いのが現実です。
その方々にこの思いが届くことを願っています。
「どんな家」を検討する際、まず最初に住まいの性能を
どこまで求めるかを検討します。
例えば、
性能が決まったら、好みの外観や間取りを検討し、
性能基準と好みの両方を満足できる工務店を探しましょう。
こうして初めて、工務店選びの方向性が見えてきます。
そして、工務店との接点を持ちます。
この順序で進めれば、失敗しない住まいづくりができます。
ぜひ、この進め方を参考にして、
理想の住まいを実現してください。
住まいづくりは幸せづくり。
正しい順序で進めて、家族の未来を明るく笑顔で満たしましょう。