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  3. エアコンの内部はカビだらけ?秋こそ掃除のベストタイミング!

夏の暑さを乗り越えたエアコン。
実はその内部、カビやホコリで
いっぱい
になっているかもしれません。

冬の暖房シーズンに入る前、このタイミングで
掃除をすることが、家族の健康を守るうえで
とても大切です。


なぜエアコンはカビるのか?

エアコン内部には、ミルフィーユのように
薄い金属板(熱交換器)が重なっています。

ここで空気を冷やす際に表面温度が
約5℃まで下がり、大量の結露が発生します。

その水分はホースから屋外へ排出されますが、
同時に内部は常に湿った状態に。

さらに、部屋の空気と一緒に吸い込まれる
ホコリ・皮脂・油煙が、カビの栄養源になります。

冷房中は低温のためカビは活動しませんが、
スイッチを切った瞬間に温度が上がり、
残った水分と栄養で一気に繁殖を始めるのです。


放置すると冬に「カビ胞子暖房」に!?

夏に発生したカビは、乾燥する冬に
活動を止めるわけではありません。

暖房を入れると温風で活性化し、
カビの胞子が部屋中に飛び散るという
恐ろしい現象が起きます。

これは、知らないうちにアレルギーや咳、
体調不良の原因になることもあるのです。

そのため、秋はエアコン掃除のベストシーズン

冷房を使い終わって内部がカビや汚れでいっぱいの今、
本格的な暖房シーズンが来る前にしっかりクリーニングしておくのが理想です。


業者クリーニングは2年に1回が目安

業者に依頼するエアコンクリーニングには主に2種類あります。

① 壁に掛けたままの清掃タイプ

もっとも一般的で、料金は1台あたり1〜2万円前後。
専用洗剤を噴霧し、高圧洗浄で内部を丸洗いします。

分解清掃を選ぶと細部まで洗えますが、
5000〜1万円ほど追加費用がかかります。

作業時間は約1〜2時間で、立ち会いが必要です。

② 本体を取り外して持ち帰る徹底洗浄タイプ

富士通ゼネラルなどが行う方式で、
完全分解清掃が可能。

1週間ほど預け、再設置を含めて約2〜3万円が目安です。
長年掃除していない場合や徹底的に汚れを落としたい人におすすめです。

業者に頼むのは2年に1回が理想ですが、
吹き出し口を懐中電灯で覗いて
黒い点(カビの集合体)が見えたら、
すぐに依頼しましょう。


自分でできるセルフ掃除のコツ

プロに頼めないときは、自分でできる範囲をこまめにケアしておくと効果的です。

① フィルター清掃

自動清掃機能付きの場合は、
ダストカップを外して掃除機で吸引

さらにお風呂場で中性洗剤とスポンジで優しく洗いましょう。
機能がないタイプなら、夏場は1〜2週に1回の掃除機がけが基本です。

② 洗浄スプレーの使用

市販の「エアコン洗浄スプレー」(500円前後)を、
金属板部分にまんべんなく吹きかけるだけでOK。

ただし、吹き出し口やファン部分への噴霧は
故障の原因になるため絶対にNG
です。

香料入りスプレーはカビの栄養になるので、
無香料タイプを選びましょう。

③ 吹き出し口の清掃

黒い斑点が見えるときは、アルコールで拭き取ります。

柄付きスポンジを使えば安全に届きますが、
塩素系漂白剤は金属腐食を起こすため厳禁です。


家族の健康を守るために

夏が終わったこの時期、吹き出し口を覗いて
黒いカビが見えるなら要注意。

放っておくと、冬の暖房とともに
カビ胞子が部屋中に舞い、
喘息・アレルギー性鼻炎・肌荒れ
などの原因にもなります。

エアコン掃除は見た目の問題だけでなく、
家族の健康管理の一部と考えましょう。

「まだ大丈夫」と思っている間に、
内部はどんどん汚れていきます。

業者に頼む時間がない人も、
まずはセルフケアから始めてみてください。


秋掃除で冬を快適に

  • エアコン内部は湿気とホコリでカビが繁殖しやすい

  • 放置すると冬にカビ胞子が飛散して健康被害の恐れ

  • 業者清掃は2年に1回、自分でのケアは月1回が目安

  • 洗浄スプレーは無香料・ファン部分への噴霧はNG

  • 暖房を使う前の今こそ掃除のベストシーズン!

秋のうちにエアコンをリフレッシュして、
清潔で快適な冬の室内環境を整えましょう。

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