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「遮熱窓」「断熱窓」ってよく聞くけど、

実際はどういう窓のこと?



そんな疑問をお持ちのあなたへ。

窓の性能を見極めるポイントと、

おすすめの対策方法をご紹介いたします!

 

遮熱窓・断熱窓ってどんな窓?

実は、「遮熱窓」「断熱窓」という名前の

窓はありません!



日射熱を遮る効果が高い窓を「遮熱窓」、

熱を逃がさない窓を「断熱窓」と

呼んでいるだけです。

 

窓の性能を表すには、

「U値」という指標が重要です。

 

U値は数値が低いほど

断熱性能が高いことを示します。

 

寒い地域では、

日射取得で部屋を暖めることも可能です。

その場合は、U値が低すぎると

日射取得率も低くなってしまうため

注意が必要です。

 

つまり、日射を取得する窓と

熱を逃がさない窓の区別をしっかりつけて、

窓の種類の割り当てを

間違えないようにしましょう!

 

当社のパッシブ設計の家での事例

当社が手がけるパッシブ設計の家では、

南側の窓にはペアガラスを採用し、

日射取得を最大限に活かすように設計しています。

 

しかし、寒い地域では、

窓から逃げる熱も無視できません。



そこで活躍するのが、

「ハニカムブラインド」です。

 

ハニカムブラインドのススメ

ハニカムブラインドは、

その名の通りハニカム構造(蜂の巣状)が特徴です。



この構造によって空気層が生まれ、

高い断熱効果を発揮します。

 

ハニカムブラインドの種類

ハニカムブラインドには、

大きく分けて「採光タイプ」と「遮光タイプ」があります。



さらに、空気層の厚さによって、

様々な種類があります。

当社では、

南側の大きな窓には断熱性能の高い

「ダブルハニカムスクリーン」を、

その他の窓には目隠しを目的とした

「シングルハニカムスクリーン」を

おすすめしています。

 

遮光タイプは、夜勤の方のように、

お昼間に睡眠をとる場合、

日差しを遮りたい部屋におすすめです。

 

ハニカムブラインドの効果

ハニカムブラインドを使用することで、

U値が大幅に向上します。

 

例えば、樹脂サッシのペアガラスに

ダブルハニカムスクリーンを取り付けると、

U値は2.3から1.4にまで性能アップします。



これは、トリプルガラスに匹敵する性能です!!

 

つまり、性能は、

APW330+ハニカムブラインド≒APW430!!

 

下の表は、メーカーが公式に発表しているデータです。

 

コストは、

APW330+ハニカムブラインド<APW430!!

※南面の掃き出し窓の場合

 

 

ハニカムブラインド使用時の注意点

ハニカムブラインドを使用する際は、

窓との間に温度差が生じるため、

真冬の一番に寒い時期には、

結露が発生する場合があります。



結露を防ぐためには、

ハニカムブラインドの下部を

少し開けておくことをおすすめします。

 

また、窓枠の結露にも注意が必要です。

窓枠に結露が発生すると、

柱などの構造材が腐食する可能性があります。



断熱対策をする際は、

窓枠の結露対策も忘れずに行いましょう。

 

コストバランスの良い方法で

窓の断熱・遮熱対策とは、

快適な住まいを実現するために非常に重要な

日射のコントロールを行うことです。



今回ご紹介したハニカムブラインドは、

コストバランスを考えると

最も効果的な対策の一つです。



ぜひ、あなたの家の窓にも取り入れてみてはいかがでしょうか?

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